俺はこれまで自分の欲求のことしか頭になくて、すぐ人を嫌いになって、人間関係がめちゃくちゃだった。
ところがデール・カーネギーの「人を動かす」を読んだら、思考が切り替わった感覚があった。
本には「みんな自分のことが一番かわいいから、自分に重要感を持たせてくれる人に好感情を持つ。
また、自分がその人なら同じように行動したのだろうから、相手の立場に身を置いて考えよう。
そうすれば腹も立たないし、その方が面白い(要約)」と書いてあった。
たしかに、相手がどうしてその行動をとったのかを考えると、さっきまで腹の立っていた相手にとつぜん同情できて面白い。
そして俺にとっては俺が一番かわいいから、要求が通らないのはイライラするけど、周りの人にとっては毛ほども興味がない話なんだよな。
頭では分かっていたはずだけど、感情では認めたくなかったんだろうな。
それに気がついてから腹が立ちにくくなり、終わっていた人間関係が改善しはじめた。
今日は弟と10分くらい会話した。弟の新車について話したんだけど、弟とこんなに会話が弾んだのは久しぶりで嬉しかった。
普通に周りと良好な関係を作れる人にとっては必要ない本だろうけど、人と何を話したらいいか分からなくて詰んでる人は読んでみてほしい。