プレイステーション3がソニーから発表されて、6万円くらいと当時としてはかなり高価だったのが話題になってた頃、ガキだった俺はネットのまとめブログなんかに毒されて、ことあるごとにプレステ3の悪口雑言(ほぼ全てがまとめブログの受け売り)をリアルでもお構いなしに垂れ流していた
それから二、三年くらい経って、どうしても遊びたかったソフトがプレステ3で発売されることになり、その頃は値段も安くなっていたこともあって、俺は親に頼み込んで本体とソフトを一緒に買ってもらった
で、それを周囲に話したら、当時を知る友人から
「なんだよ、あんだけ馬鹿にしておいて結局買ったのか。だっせえな」と笑われた
俺は何も言えなかった
楽しみにしていたソフトも、この一件が常に頭をちらつくようになって心から楽しめず、なんとなくゲーム自体から遠ざかって今に至る
ここ最近のゲーム関連のニュースやその反応を見てると、当時の俺みたいに自分で自分に呪いをかけてる人が目に付く
発売当時馬鹿にしていたゲーム機をあとでこっそり購入している人もSNSの相互フォロー者に何人かいる
自業自得とは言え、本当に哀れだなと思う