2024-07-23

[] 公理主義ゲーム理論モデル

ゲーム構造

1. プレイヤー集合: N = {P₁, P₂, ..., Pₙ}

2. 行動集合: 各プレイヤー Pᵢ の行動の集合を Aᵢ とする

3. 情報集合: 各プレイヤー Pᵢ の情報集合を Hᵢ とする

4. 選好関係: 各プレイヤー Pᵢ の選好関係を ≽ᵢ とする

履歴戦略

1. 履歴: H = ∪ Hᵢ

2. 終端履歴: Z をゲームの終端履歴の集合とする

3. 純粋戦略: Sᵢ = ∏ Aᵢ(h)

4. 戦略プロファイル: S = ∏ Sᵢ

効用関数

プレイヤー Pᵢ に対して、効用関数 uᵢ: Z → ℝ を定義する

公理

1. 完備性と推移性:

  • 完備性: ∀z, z' ∈ Z, z ≽ᵢ z' ∨ z' ≽ᵢ z
  • 推移性: ∀z, z', z'' ∈ Z, (z ≽ᵢ z' ∧ z' ≽ᵢ z'') → z ≽ᵢ z''

2. 期待効用仮説:

p ≽ᵢ q ⇔ 𝔼ₚ[uᵢ] ≥ 𝔼ᵩ[uᵢ]

行動戦略

σᵢ: Hᵢ → Δ(Aᵢ), ここで Δ(Aᵢ) は Aᵢ 上の確率分布の集合

信念システム

μ を各情報集合 h ∈ H に対する確率測度 μₕ ∈ Δ(h) の集合と定義

完全ベイズ均衡 (PBE)

(σ*, μ*) が完全ベイズ均衡であるとは、以下を満たすとき:

1. 逐次合理性: ∀i ∈ N, ∀h ∈ Hᵢ,

σᵢ*(h) ∈ arg max σᵢ(h) 𝔼σ₋ᵢ*,μₕ*[uᵢ | h, σᵢ(h)]

2. ベイズ一貫性: 信念は可能な限り戦略から Bayes 則で導出

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