有休を消費することで連休になったもののやることもなく、家にこもり話題になった増田なんかを眺めていた。すると一つの増田が気になった。その投稿の中には「プロパー」という言葉があったのだ。
…プロパー?
はじめて聞いた単語だった。
俺は苛々した。確かに俺の生活圏は都市部からは大きく離れ、働いているのは昭和的な因習が未だ色濃く残った営業系の会社だ。
そこでは一度もプロパーという言葉を聞いたことがないし、使ったこともない。
苛々しながら「プロパー」についてより調べてみると、これが和製英語と分かって俺はホッとした。
溜飲は下がり、苛立ちは嘘のように消え、エリート気取りの都会人がかわいいとさえ思えてきた。
普通田舎ほどプロパーじゃねーの?
都市の大企業の新卒からいる連中の自慢みたいなもんだから気にすんな