ターミナル駅で時間があったんで、俺と弟が電車降りて売店にお菓子買いに行った。
買い物を終えると、俺より足が速い弟は俺を置いて家族のいる車両のドアに一直線。
で、移動して家族のいる車両に来たら弟は乗り遅れて閉まったドアの外でギャンギャン泣いている。
弟がドアから離れないんで電車も発車できない、すると「電車から離れて下さい!」の大音量、
弟はパニックで大泣き、「電車から離れて下さい!」、弟の鳴き声が更に大きくなるの繰り返しで
結局、駅員が根負けしてドアを開けてくれて弟は無事乗れた。
車内のあちこちから「よかったね」と言う声が上がり、ほっとして一件落着。
「そんな出来損ないのガキ、どうでもいいわ」
「親の顔が見てみたいわ」
延々と続く絡み。
静まる車内。
ピタリと泣き止む弟、見上げると硬直しているおふくろ。
そして、次の展開を予想して石と化すことに決めた俺。
「何やとゴラァあ!」
怒鳴り声が車内に轟く。
凍てつく空気。
親父にすがりついて必死で止めるおふくろ。
弟より足が遅いお前が悪い
足の悪い兄をほったらかして一目散に走っていく弟の後ろ姿見て、声かけるのやめたことは反省してる
いい親父さんじゃん
クソ親父だよ
子供だけで買いに行かせるのって昔でも無しな気がする 増田は悪くない