2023-12-23

学校の階段から外を眺めてみた

四限の授業前、もう日が傾いて

夕日が落ちようとするグラウンド

懸命にボールを蹴る学生を見ながら、自分にもきらきらした時間があったのを思い出した。

長年付き合っていた恋人とも別れ

たまの休みにすることと言えばアルバイトばかりでそんな中迎える最後の通学日、学生もほぼ帰宅した時間帯に見るものもなく「禁煙禁止」の貼紙をただ呆然と眺めながら夕日に照らされていると

ある意味「詰んでいる自分」が誇張されているようで。

広く広い空の何処へも羽ばたけず結局教室に帰るしかない自分

アルバイトが辛いだとか、この先の不安だとか吐露する相手もなくただ一日を機械的に消費する自分には今後どんな幸福も不幸も、波にしか思えなくなるのだろうと僅かなセンチメンタリズムを感じながらこの日を思い出すことはあるのだろうかと未来に思いを馳せていた。

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