戦中派の祖父が、父に医学部以外の進学を認めなかったが、父は5浪しても医学部に受かることはなかった。これがおよそ30年前の出来事である。
父は私に進路を強制することはなかった。
単に、「お前が医者になったら、こんな良いことがある」と言ったり、「◯◯大学(私の第一志望)は馬鹿が行くところだ」などと遠回しにネチネチ言うだけだった。
父が家計を支えていなかったのが救いであった。
父は離婚計画を進めながら、私に進学せず高卒で働くよう迫った。結果、父親の親族一同と絶縁することを選んだ。
後から、母から「◯◯大学(私の進学先)の政治経済学部は、本当はお父さんが一番行きたかったところなのよ」と教わる。
それからもう10年以上父も祖父母のことは知らないが、もっと自分が頭が良くて、医学部希望してたら違ったのかなと思う。
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