駅施設に併設されている鉄道会社が経営しているスーパーは、その立地上の便利さから仕事帰りにちょくちょく利用していたのだが商品の値段が少し高いのが欠点だった。
商品の質が高い、というよりかは立地条件を武器にして値段を高くしているという印象が以前からあった。
それでも、まあ便利なので週末の買い物で足りなかったものを補充したり、突発的に食べたくなったものを買って帰ったりしていた。
しかし、物の値段がどんどん高くなっていっているこの昨今。
そんなスーパーを使っていてはとてもじゃないがやりくり出来ない。
先日、ちょっとした惣菜とバターやらをいつもの感覚で計算せずに買い物かごに放り込んでいったら予想外のお会計でびっくりしてしまった。
そうかあ……、物価って本当に上がってこなかったんだなあと実感した。
今までだったら、だいたいの感覚と実際の会計が乖離するなんてことはなかった。
ほとんどの商品は容量を少なくするとかいったステルス値上げはしていたけれど、同じ商品が値上がりすることはなかった。
だから、カラダで覚えた値段感覚がアップデートする必要性もなくずっと通用していたのだ。
この値段感覚っていったい何年前からアップデートしてないんだろうか?
数年か十数年か、あるいは数十年か?
ものの値段が上がってこなかった 🤔