「三々五々」という四文字熟語の意味を「三人~五人くらいの集団の人間がまとまって行動すること」と解釈すると「他の乗客たちは三々五々、毛布に包まって眠りにつき始める。」という表現は自然にも思える。
数名ごとの旅行者グループごとに眠りにつく情景が想像できる表現で個人的には結構好き。
しかし、「三々五々」は集合と解散のシーンで特によく使われる表現だ。
三々五々に集合する、やってくる、解散する、帰宅する、etc……。
この言葉には場所から場所への移動のニュアンスを含んでいると考えた方が自然かもしれない。
なのでこの表現に違和感を感じる人がいても不思議ではないし、ひょっとしたら違和感を感じる方が多数派かもしれない。
(現世から夢の世界への移動と考えると詩的かもしれない。)
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