2022-05-08

「逃げればいい」という言葉違和感がある

主に精神的な窮地を迎えた人間へのアドバイスとして、「逃げればいい」という言葉が用いられることがあるが、個人的には違和感がある。

それは、私もそのような窮地に陥ったことがあるからだ。

そのとき、私が本当にやりたかたことは、その窮地を終わらせたいということだけだった。

その窮地を逃げて、新天地で一からやり直したいというわけではなかったのだ。

そもそも、窮地に陥った人間にやり直す気力なんてないだろう。

から希望としては、窮地を代理解決するヒーロー存在が登場するか、完全なる無意識となるのを求めていた(怖くて死ぬことは考えなかった)。

まり、現状の窮地が消失するか、窮地を感じない自分となるかを求めていた。

新天地に逃げて、何も無い状態から全てをやり直すなんて考えてもいなかった。

新天地開拓なんて、今の窮地とさほど変わらないだろうと思っていた。

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