俺がカントの考えが重要だと感じた原因の一つには、幻覚、妄想、感覚異常が伴うという狭い意味での精神病的な状態になったことがあり、
その記憶が残っていて、そのときの行動を恥じており、そのような状態に二度と陥りたくはないと思っているからってのもあったかもしれん。
たとえば、人間の知性的直観の否定という考えは、精神病状態での啓示を受けた感じを警戒する態度によって腑に落ちる感じがしたのかもしれない。
また、体系的な精神病的な妄想を警戒する態度があったからこそ、理性批判が重要だと感じたのかもしれない。
カントの考えには精神科の薬みたいなところがあるのかもしれん。