「~でも不思議じゃない」論法を否定する人間が「証拠を出さずに何かを言うことは誰にでもできる」と言うのは自分の首を絞めてることになるかもしれない。
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たとえば「以前関ケ原の戦いが関ケ原で起こったことは偶然とされていたが、周辺の山で城の痕跡が見つかったことから関ケ原で戦うことは予定されていたとしても不思議ではない。」
はい。不思議じゃない論法なので、関ケ原という場所は必然だったという主張は通りません。
そもそもそれらの城が関ケ原の戦いに使われる予定だったという証拠、あるんかいな。
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と、証拠あるんかいなというのはまさしく誰でも言えることである。
その証拠能力を否定する根拠が否定側に義務として求められる。「証拠あるのか?」と言いがかりつけるだけでは証拠を見つけ出した側の労力と到底釣り合わない。
不思議じゃない論法を使用する人間が無関係に思える要素をひとりよがりに結び付けて憶測を展開する傾向があるのもまた事実だが…ああなんかよくわからなくなってきた。