日本医師会の中川会長はオミクロン株について「若年層にとってはインフルエンザに近いもの」だとし、経済活動と感染防止の両立を目指す段階に入ったと述べました。
日本医師会・中川会長:「リスクの少ない若年層には、インフルエンザに近いものと考えられます」
中川会長はオミクロン株についての見解を述べ、高齢者などリスクの高い人たちに配慮しながら「経済の再活性化と感染拡大防止の両立を目指す段階に入った」と話しました。
ただ、「コロナの重症化リスクがインフルエンザより2桁高いことを考えれば危険な感染症であることに変わりはない」「オミクロン株の重症化率が低いとしても感染者が爆発的に増えれば医療体制の逼迫(ひっぱく)につながる」とし、医師会として軽症者への医療体制の整備などに邁進(まいしん)すると述べました。
このほか、政府が一時停止を決めたワクチン検査パッケージについては「デルタ株を想定したものであり、オミクロン株の知見に合わせて見直すべき」と指摘しました。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000242116.html