2021-11-14

久々に街に出た。

土曜の夜ということもあり人は多い。

歩いていると後ろから声がしてきた。

「俺は人を見たら足を見てしまう。もしバンズを履いてたら俺は殺してるからw」というような物騒な事をいう輩がいた。

建物の反射で後ろを確認すると、男3人、発言したのは手提げカバンを持ち、残り2人はリックサックを背負っている。髪は茶髪

さて私は殺されるのだろうか。

ストリートがどうのと声が続くが私は不安だった。

距離は1、5mもない。

挙動で届く範囲だ。

こうして殺害予告をされている訳だが走り出して距離を取るべきだろうか。

気にすべきは手提げカバンの男、私を殺してみせると公言しているわけだから何か手段があるのだろう。

手提げカバンの中にスタンガン催涙スプレー刃物がある可能性が高い。

もしくは、手提げカバンを頭に被せて拉致してから殺されるかもしれない。

初手で殴ってきて手錠、結束バンドで拘束してくる可能性もある。

リックサックの2人は道具を取り出すのに2手必要になるので私の方が早く対応できる。

やはり気にすべきは手提げカバンの男だ。

交番位置を探すが分からない。

手提げカバンの中を調べればしょっぴけるはずなのだが。

行方向は同じ。ついてきてるのだろう。

私はここで決心して路地へと足を進めた。

路地へと入り、私は2つ目の角で待ち構えたが男たちは路地に入ってくることはなかった。

危うく私は殺されかけたが助かったようだ。

それにしても殺すと言って殺しに来ないというのは口だけの男のだったみたいだ。

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