ベテランが数名辞め、ちょうどいいや世代交代という名目で未経験者が大量に入った。
世代交代ならやむなしかもしれないが、残ったベテランがピリピリし、若手はあたふたし、どっちつかずの俺は労働量を増やすことしかできない。
多くはないキャパがあふれ、ミスをする。ベテランがピリピリする。若手は侮る。
まあいいや詳細は。
夜更けまでパソコンカチカチして、働き続けたPCを閉じたあと、あーはやく寝なきゃと思いながら、スマホで煉獄さんのBLを読む。
煉炭よりは、煉獄さんがポンコツで、みんなに愛されているのがいい。
しばらくうまく眠れなくて、デパスで強制終了みたいに寝ていたのだが、煉獄さんのBLを読んでいるといつのまにか眠れるのだ。
俺は鬼にならない。
俺は鬼にならない。
鬼になったら痛いのとか、死んでしまうのが恐いとか、なくなるのだとしても俺は鬼にならない。
俺は鬼にならないで、俺は俺の責務をまっとうする。
そんで煉獄さん死んじゃって、煉獄さんは負けてない煉獄さんの勝ちだって炭治郎が泣いたって煉獄さんは負けていて。
でも俺は鬼にならない。