2021-11-13

これはパッヘルベルカノンです

Masdaが採譜したメロディーを書き出してみる

ミーソ/レードシ/ドーミ/シーラソ/ラード/ソーファミ/ファード/レー

スラッシュ小節区切り、太字は各小節の中で3/4以上を占める長い音、普通の字はそうでない音を表している。

これを見ると8小節あるメロディーの内、全ての小節にその小節の3/4以上を占める長い音が入っていることがわかる。

普段耳にする曲でここまでロングトーンが頻発することはあまりなく、このメロディーは割と異質である

このメロディーロングトーンな部分だけを見てみよう

ミー/レー/ドー/シー/ラー/ソー/ファー/レー

お分かりいただけただろうか。

7小節目までミからファへと一音ずつ階段状に下がっている。それがどうかしたかと思うかもしれないが、これがこの曲がパッヘルベルカノンたる所以である

カノン進行

パッヘルベルカノンを元にしたコード進行を俗にカノン進行と言う。

コードとは簡単に言うと3つ以上の音の組み合わせのことであり、コード進行はそのコードの種類の並び順のことだ。

カノン進行は、ハ長調では以下のようになる。

C - G - Am - Em - F - C - F - G

これだけでは何を言っているのかさっぱり分からないので、それぞれのコードドレミファソラシの組み合わせで表記してみる。

C:ド、ミ、ソ

G:ソ、シ、レ

Am:ラ、ド、ミ

Em:ミ、ソ、シ

F:ファ、ラ、ド

C:ド、ミ、ソ

F:ファ、ラ、ド

G:ソ、シ、レ

Masdaメロディーとの比較

これでカノン進行がどんな音から成っているのかがわかった。ここで、その構成音をよく観察してみよう。

C:ド、、ソ

G:ソ、シ、

Am:ラ、、ミ

Em:ミ、ソ、

F:ファ、、ド

C:ド、ミ、

F:ファ、ラ、ド

G:ソ、シ、レ

Masdaのメロディーと同じく、一音ずつ下がっていくメロディーが現れた。

ミー/レー/ドー/シー/ラー/ソー/ファー/レー

そう、このメロディーカノン進行の一部だったのだ。

和声音(NCT

ここまでメロディーの長い部分しか見てこなかったが、元のメロディー小節が切り替わるタイミングコード構成音ではない音がある。これを非和声音(NCT)、あるいは装飾音と言う。

装飾音の名の通り、これはメロディーに動きを与えもう眠くなってきたので割愛

まぁとにかくMasdaのメロディーは、パッヘルベルカノンからできてて、その一部に装飾音を挟んだものなんちゃう?知らんけど

anond:20211113012556

記事への反応 -
  • 昔過ぎて初めて聞いたのがどこなのかすらわからないが、何年か前にドキュメンタリー番組を見ていたらそっくりな曲がBGMとして使われていて、「これだ!!」と思った(一瞬だったの...

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    • 森田童子 僕たちの失敗 https://youtu.be/-6kZPPepgwI

    • いい曲なのでフルコーラス作ってほしい サビの部分があれば知ってる人いるでしょ

    • なんだかんだいって見つかるからいい時代だと思う。昔はレッドショルダーのテーマとか本当に謎だった。

    • 保育ソング「あいをたいせつに」作詞:新沢としひこ 、作曲:中川ひろたか https://www.youtube.com/watch?v=N4a814Zi0Qc

    • https://www.youtube.com/watch?v=tSremDh0jiI ノベルゲever17のbgm コメ欄にネタバレあるから気をつけて

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