2021-08-18

デルタ株にワクチンが効きづらい理由

Hiroshi Tsuji on Twitter: "ワクチン先行するイスラエルから厳しい警告、ワクチンデルタ株を鈍らせるが、倒すことは出来ないとScience誌記事ワクチン以外の戦略も並列して立てないと厳しい内容。 イスラエル12歳以上の78%がワクチン接種済み

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/Hiroshi_Tsuji/status/1427621995156439043

ワクチンの外形的特徴であるスパイクタンパク質はほぼ変わらないので、ワクチンで作れるようになった抗体デルタ株を認識できる。

ワクチン接種済の人ばかりが居る環境で、デルタ株がとれる戦略は、

抗体ウイルスに結合する前に、細胞侵入成功すること(体液性免疫回避

侵入した細胞内で、高速に増殖して次の侵入を開始すること(細胞免疫回避

となり、実際、デルタ株は飛散量がけた違いに多いという報告がある。


要は、外見的にはほとんど過去の株と変わらないので、抗体はそれなりに効くんだけど、

人体側がせっせと抗体の増産に励んでいる間に、デルタ株は物量と急戦で勝負しにくるわけよ。

エアロゾルの中に従来の千倍以上のウイルスが含まれ

鼻の粘膜に付着した日には、速攻で侵入し、免疫が反応する前に増殖を済ませて、拡散を開始する。


mRNAワクチンは、どんな変異にもその変異に合わせたワクチンが作れる! というのが特徴なのに、

未だにデルタ株にはこれというワクチンが出てこないのは、抗体では倒せないから。

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