2021-05-29

夢日記 鬱陶しいオッサン

夢の中で、私は小太りの中年白人男性になっていた。そして同じく中年白人男性(妙に痩せていて背が高い)から旅行に誘われていた。

彼の職業探偵で、いちおう私の旧友であるようだった。彼はバリ島に行きたがっていて、乗る飛行機も旅先でのスケジュール勝手に一人で決めてしまっていた。

私は飛行機が大嫌いなので断ったが、彼はしつこいし諦めない。そのうち「ついて来ないなら家から追い出してやる」と、私の母親の声で脅しをかけてきた。

飛行機が墜落する場面を想像した私が、泣いて暴れながら「嫌だ」と喚いても、彼はまったく考えを改めない。

「どうしても連れていくというなら全身麻酔をかけてくれ」と泣きながら乞うても、ウンともスンともいわず、ただバカにしたように笑うだけだった。

飛行機に乗りたくない一心で、彼を振り払って逃げ出し、深夜のターミナル駅に逃げ込んだ。無機質な切り絵のような風景の駅を駆け抜けながら、やっぱり私は陸で死にたいと思った。

おわり。

現実の私は黄色人種三十路手前の女。どちらかといえばやせ型である探偵友達なんぞいない。

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