2021-02-28

anond:20200706082437

科学の探求の始まり

「この世界は何者かが設計たかのように精密に動いている。その設計内容を理解しよう」という機械論自然から始まってる。

ニュートンデカルトあたりね。

神の否定も、ニーチェあたりの神なぞに頼らず自分で考えろという論から始まる。

神を否定しようが世界自分以外の外部からなる何らかの機構のもと動いていく。

たとえば、山の木を切り続けると洪水が起こる。それを「山の神」なる存在仮定して「山の神が怒ったからだ」と考えた。なので「山の神が怒らないように木を切りすぎないようにしよう」と考えた。

その後科学で木による保水機能が解明された。だから森の保全大事だと考えられるようになった。だけど、「山の神が怒ったから起きる機構」はそこに存在し続けている。ある意味山の神は未だ存在する。

神というのは、山の神の例のように自分の外の世界抽象的に取り扱うツールだと思うよ。

記事への反応 -
  • 世の中には、全てのパターンを網羅的に調べることができないほど複雑な事象がある。 その一部の要素に乱数を用いて網羅性の代替とすることを、人類は「シミュレーション」という科...

    • 科学の探求の始まりは 「この世界は何者かが設計したかのように精密に動いている。その設計内容を理解しよう」という機械論的自然観から始まってる。 ニュートンやデカルトあたりね...

      • その通りだな。 物事の理解のために神をデザインしたが、他の理解のツールが発達したから、それを不要とする人たちも増えた。 一方で、神を信仰するために作られたコミュニティや、...

        • 科学というのは明証分析総合枚挙からなり、合理的批判に耐えられた知識は正しいという考えだ。 物理や化学なら個体差が少ないから科学にマッチすることもあろう。 生物、医学、心理...

    • 計算に莫大な時間と費用がかかりすぎるため、乱数の使用数に比して、統計的信頼度を満たすほどの回数で試行するのは困難である。 再現性を確かめるだけならたいして試行数は必要...

      • でも「初期値やパラメータのゆらぎに結果が大きく依存」しないんだったら、シミュレーションやる意味無くない? 値を決め打ちして1回やればいいじゃん。

    • 与える乱数の分布形状に依存するという意味では、祈りというのは正しい 一方で、ボール投げの放物線を考えてみるとわかるけど、現実世界で厳密解に完全に一致する結果を再現するこ...

    • シミュレーションは予測ではないからなあ. ありがちな批判ではあるけど,特に見るべきものはない文章だ・・・

    • 古典的なニュートン力学でさえ厳密解は出せない、出てくるのは近似値だというからなー 物事のモデル化ってのはそういうもんだろ

    • 近似保証アルゴリズムを使え

    • あほが一生懸命考えましたって感じ

    • 厳密解を知る神などいないと言うのが科学だと思うが

    • 占いみたいだなーと思ったことはある(実際は全然違うけど)。 簡易的な易経なんかは、コインだったりサイコロを投げるそうだ。

    • 気が合いますね!こういうことを書きました ttps://anond.hatelabo.jp/20210227104813

    • 厳密解への合致はそのシミュレーションへの信頼感といった信仰によってしか期待できない。 解析的な真の値と一致する可能性は数学的に確率ゼロだけど、どれくらい試行すればどれ...

    • 観測するまで確定しないとか現実がそもそも揺らぎがあるんだから乱数でもなんでも良い

    • 知ってはいるけど統計学は科学ではなく宗教だと考えている口かな? あるいは数学は実験的裏付けがないので(自然)科学ではない,という話かしら。 anond:20200706082437

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