2021-01-27

映画 茶の味を観た

日本映画の土台を余すところなく使い切った作品お約束を守って、その中で暴れてる。日本とは、美しい自然田舎のどかさ、四季の移ろい、子供純粋にたくましく、大人は屈折しつつも前を向いていく。季節が巡るように、人間もまた変わってゆく。安心安全な、あたたか故郷にいだかれて。

これ北海道で撮ったら北の国からになるし、沖縄で撮ればハイサイになる。要するに日本歳時記と共に織り成す成長の一記録。

ひとりだけ、とんでもなく身体のキレが良い人がいる。我修院達也さんだ。たしかにあの人をここに出そうと思ったらお爺さん役しかない、でないと主役になってしまうカッコよさ。あとこの映画射手座の男が多い。武田信治浅野忠信そして我修院さん。射手座日本映画のはみ出し者だから日本風土に対する違和感としてとても機能していた。

  • 「日本」て言葉以外、まったく日本映画らしさを語ってないじゃん

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