俺が小学生だった1980年台前半、教師が「色付きの夢を見たことがある人、手を挙げて〜」と言ったら教室の何人かが手を挙げた。
夢が現実と同様に色付きカラー総天然色なのは俺にとっては当たり前だった。だから「色付きの夢」という言葉の意味が理解できず、「何?色付きの夢って」と周囲に訊いた。クラスメイトの小学児童達も意味のわからない困惑した表情をしていた。
それを聞いた中年の教師は「ああ、アンタは見たことが無いんだね、色付きの夢を。綺麗だぞ〜アハハハh」と勝ち誇って俺を嘲笑った。
あの時代の中年は子供の頃は白黒テレビだった世代だ。子供の頃に白黒テレビと白黒映画を観て育ったから夢も白黒になってしまったのだろう。哀れな世代だと言えよう。
夢に色が着いてる事でイキるってだいぶキツイな...