母は仕事で女性の知り合いができると、詳しく娘の私に話してくれた。
母の年代は、専業主婦が当たり前なので、仕事で知り合うような女性に子供のいる人は少ない。母はそういった人の話をするとき、「いかず後家」「結婚しているけど子供がいない」と嬉しそうに言っていた。母の話しぶりでは、どれほど素晴らしい学歴でも、仕事ができても、裕福でも、容姿が優れていても、子供がいないことはそれらを台無しにするほどの欠点のように思えた。
学歴を始め、たくさんのコンプレックスを抱えた彼女はそうやってマウントをとって安らぎを得ていたのだろう。
さて、今、私は40代になった。結婚はしたが、子供はできなかった。私の兄弟も体を壊しているので、子供を持つことはないだろう。母は孫を切望しているが、無理なものはしょうがない。
以上、キモくて金のないオバサンの自分語りでした。
すごいイソップみたい。 子供が知らないうちにブレインウオッシュされてその道を忌避するのはあるよなあ。確かに。