2020-03-28

北里が開いたペストの予防・治療への道

ペスト発見当時の北里柴三郎(1853-1931)

北里柴三郎(1853-1931)

資料提供/学校法人北里研究所

3回目のパンデミックは、過去2回と比較して死者数が少ないが、それは日本細菌学者、北里柴三郎の功績によるところが大きい。彼はパンデミックが起こった1894年香港渡りペスト菌を発見した。それにより有効な予防法、消毒法が実施され、治療法の研究も開始することができたのだ。

今日でも3回目のペスト流行は完全には終わっておらず、アフリカを中心にアジアアメリカでも発生しているが、現在有効抗生物質があるため、治療可能地域であれば、ペストで命を落とすことは少ない。

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