https://www.chunichi.co.jp/s/article/2020031890135412.html
例の、居酒屋とフィリピンパブに行った挙句に店員の女性に感染させた、あの50代男性だ。持病があったと書かれていたが、おそらく糖尿病か何かだろうと思う。
それにしても、何なんだろうか、この後味の悪さは。因果応報とか死んでザマァとか言うのは簡単だが、そんなことで償われる問題ではない、というのがひとつ。そして、こういう手合いが決してこの一人だけだとも思えないということ。あの50代男性は自ら言ったから露見したわけだが、黙ってフラフラしてる奴は確実に存在していることだろう。感染者が現れ、トレースが行われ、その結果発覚に至ることがない限り、誰にもそれは分からないのだから。
いいじゃん、どうせこんなんなっても死を惜しまれもしない奴なんだろ、とか聞こえてきそうだけど、おそらくそれは逆だ。人に求められることのない人だからこそ、こういう所業に至ってしまったのだろう。こういうことに至るかどうか、の閾はおそらく驚く程低い。そこを越える歯止めになるのは、おそらくは人との縁なのだろうと思うのだ。自分以外の誰かを、自分と同じめに遭わせたくない、と思えるかどうか。人にそう思ってもらえなかったら、人にその思いを向ける余裕も失ってしまうのではないか。月並な話だが、そんなことを考えてしまった。
彼は無敵の人の生きざまを示し伝説となった 敬礼