物々交換社会において、増田が「俺の考えたなんか強い券!(通称増田チケット)」とかを自慢しまくっても、それで買い物できるようにはならんでしょ。
例えばりんご売りがりんごを売って、手元に「増田チケット」を手に入れたとしても、その増田チケットを自分以外に欲しがる人がいないと、次の交換が連鎖しない。連鎖しないならこの増田チケットは無価値だし、それならそもそも最初からりんごと交換しないぜってことになる。
貨幣が価値を持つためには、それが使える(他の人も欲しがる)という環境が必要だ。
国家が税を貨幣で徴収する、ってのは、要するに最終引受を国家が立候補してるってことだ。この場合、この「増田チケット」ははっきり言っちゃえば、租税としての労役を免除される権利と同義だ。労役だの軍役だのをパスするために国家に支払うチケット。これは誰でも欲しがる。だから、欲しがる人どうして交換する=市中で流通する=取引環境が成立する。