A、B、わたし、三人で飲んだ日のこと。Aの悩みに深く関わる質問に、わたしはXと答えた。専門家ではないが、たまたま知っていることだった。理由は曖昧だがとにかく結論はXだ。しばらくすると隣のBが「自分も詳しくないけど、ググったところXではなくYだ」と言いはじめた。
Bはいろいろな記事を見せてきた。参照先の怪しさや、情報の解釈について誤りと思われるところについて指摘したが、何しろBの勢い凄まじく、早口で自説の正しさを訴えてくる。私のノロノロとした訂正をはるかに上回る速度でBは情報を積み上げていった。わたしは内心「答えはXなのに。なんて無駄な時間なんだろう」と思いながら会話を続けた。Aは、私たちの主張X、Yのどちらを信じるべきか悩んでいるようだった。
帰り道、どうすれば良かったのか考えた。Xについて、結論だけでなく理由まで説明できれば、とか。
それからしばらくしてAから連絡があった。「あなたのいうXが正しいんだって」と。結局Aは専門家に相談したらしい。わたしは「なんて説明された?」と尋ねた。Aは「え?Yは誤りでXが正しい、とだけ。あ、理由も少し言ってたけど何だったかな」と答えた。
Bは、物事を自分で論理的に判断するのではなく、誰が言っているかによって判断するタイプの人なのでしょう。 そして、Bは増田を見下しているようですね。 論理的にどうであれ、自...