いろんなものの定義はないし、何を承知したかもわからなければ、記録もない。
この現状に対し、さまざまなところからこのままでは危険だとの声が上がっているが、そんな声が上がってこないところがある。与党内だ。
生物的な寿命を考えても、現政権がこの先50年以上続くことは難しいだろう。いずれ終わる時がくる。その後に民主主義を再構築する段になったとき、彼らは何と言うだろう?
あのときは逆らえなかった、言える雰囲気ではなかった、やはり違うと考えていた。そう言うのだろうか。
命を脅かされているわけでもなく、ただ勝ち馬に乗っているだけで、それまでの主義主張を語ることをやめ、指示してくれた人に対してすら自分自身の役割を放棄している。
そんな振る舞いをしている人々に、私は自分の生活のなにがしも預けることはしたくない。何かあった時に、彼らが声を上げてくれるとは、もはや考えられないからだ。
彼らは「その後」を、いったいどうやって生きていくつもりなのだろうか。