周りを見回して他の乗客を観察してみると、なんだこいつらって思うよ?
自分もこういう人間の一部だったのかって思うと、けっこうびっくりする。
なににびっくりするんだろう。
スマホを見てる人は、画面には注意向けてるんだけど、車内の他の出来事に対しては、自分で思っているよりはかなり、ノーガードになっていて、それに全然気づいていない。
おそらくそんなにまでして見なければいけないものはほとんどないはずなのに、ほんの少しの間でも、画面を見ないとじっとしていられない。
車内でじっとしていることが、自分で思っているよりも、できなくなっている。
何か意味がありそうなことに集中するのが当たり前になってしまっていて、時間がたつことそのものを味わうということが、耐えられなくなってきている。
車内では、画面よりも広い範囲に注意を向けられるのだと、忘れている。
そんなふうに思って、電車の中ではできるだけスマホを見ないようにしていたら、なんだか頭の中がすっきりすることに気づいた。
まだうまく名づけることができないけれど、人間とスマホの相互作用で起こっていることは、ちゃんと学問の対象として研究して、対策しないと、わりと深刻なことであるような気がする。
いやあ人間観察(笑)よりはスマホ見てるほうが有意義だは