優しいTさんに初めて会った時のことを覚えている。初めて会う先輩なのに、友達みたいな雰囲気で話す人だった。いつでも口角がニコッと上がっていて、でも、眉毛が少し下がっていてる。セクシーなアメリカ人ってよくそんな顔してるイメージなので、ディズニーアニメみたいだなぁ、と思っていた。
私が異動になり、Tさんと仕事する機会が増えた。ひさびさに会ったTさんは、かなり痩せてすらっとした男性になっていた。でも例のアメリカンな表情とフレンドリーな感じは変わっていなかった。
仕事でTさんに会った時に話しかけられると、まるで妹に話してるみたいな、優しい口調で話してくれた。私は普段、仕事で強いプレッシャーをかけられていたので、それが本当に心にしみた。
その頃から私は、Tさんに優しくして欲しいと思うようになった。
Tさんは、電話でも変わらず、幼なじみやお兄ちゃんみたいな感じで話してくれる。それが大変甘い口調に響いて、チョコレートみたいなうっとりした甘さに感じる。
でも、それがちょっと怖い。最近、本当は怒ってるのかな、迷惑じゃないのかな、と気になりだした。
でもやっぱりあの優しさを求めて頼ってしまいそう。
こういうポエム丸出しのクソキモ文章をアラフォーのババアがうっとりしながら書いてると思うとサブイボが出るよね