ネイティブアメリカンの一部で見られる伝統儀式。
めでたいことがあると部族の者が宴会を主催し、
客人たちに食事を振る舞ったり土産を渡したりする。
その気前の良さによって主催者の権威が高まるとされ、
また受け取った側も別の機会にポトラッチを開催して
もらったぶんだけ贈り返すのが礼儀とされた。
ところが白人たちとの交易が盛んとなり、
ネイティブアメリカンのなかに富裕層が出現した結果、
それに応じてポトラッチの規模がインフレしていき、
豪勢な贈り物が行き交うようになった。
もらったものを破壊することで「お返しはいらないよ」ということを示して
さらに気前の良さをアピールするということもあったようだ。
白人側はそれを見て「野蛮人が贅沢に溺れている」と捉えたらしく、
アメリカ政府やカナダ政府がポトラッチを禁止したりした。
その後は経済的な衰退もあり次第に行われなくなっていった。
Permalink | 記事への反応(1) | 13:49
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ブリカスはやっぱクソやな