この国には長い、長い雨が降り続いている。子供たちはみな追い詰められているし、大人にたかられ、食い物にされようとしている。
子供たちの力でたまに陽が差すような日もあるけど、それも結局は子供たちを削りとるだけになってしまう。
いよいよもって日本が壊れていくときも、大人たちは勝手な「正しい」理屈で子供たちを突き放し、そして追い詰めていくだろう。今まで通りのみんなの暮らしを守るためには、子供がその命を使わないといけないと。
しかし監督はいう。大人のいうことなんかきくなと。彼らの理屈になんかしたがうことはないと。逃げろ。ルールなんて守らなくていい。そして行きたいところに行け。大事な人のことだけ、自分たちのことだけ考えろ。世界のことなんか考える必要はない、と。
その結果、この国は沈んでいくことになるだろう。老人たちの暮らしも壊されてしまうかもしれない。けどいいんだよ。君たちさえ幸せなら。
統合失調症かな?