友だちの結婚式の当日、どうしてもマニキュアがきれいに塗れない。
手元には100均のマニキュアしかないし、普段塗らないから、不器用な自分には左手で右手をはみ出さずに塗るなんてできない。
着ていく服でさえ、前日に店員さんにやっとの思いで「この中で一番地味なやつをください」と言って、買ったもので、なんでこんな思いをしてまで、結婚式に行かなければいけないのか、銀行の窓口にだって行く時間がないから、お祝いのピン札さえ用意できなかった。
出発の時間が迫る中、結婚式の出席者はトップコートだけでも失礼にはならないというネット情報にすがり、マニキュアを必死に除光液で拭きとって、なんとかトップコートだけを塗る。
なんで、普通の人が当たり前にできていることができないのか。
みじめな気持ちで式場にでかけた。
式場では結婚する友だちには気の利いた言葉ひとつかけられなかったけど、なんとか普通の人のふりをした。
そんな、みじめな一日だったけど、式から帰ってきたあと、彼がまっさきにわたしの爪を見て、今日の爪きれいだねって言ってくれて、だからわたしはこの人のことが好きなんだなと思った。
なんだよただのノロケかよ。
爪だけじゃなく、きっと全部大好きだワン!!🐕💝
元増田の頑張りが爪の上で輝いてるね✨ そんな輝きを見てくれる彼はステキだね✨
うんち
てめぇふざけんなよ!