2019-06-10

ウソップ寓話エンジニアJenkins

世界中現場をまわっているエンジニアが、ある案件の一本道を歩いていると、一人の男が道の脇で難しい顔をしてJenkinsの設定をしていた。エンジニアその男そばに立ち止まって、

「ここでいったい何をしているのですか?」

と尋ねた。

「何って、見ればわかるだろう。Jenkinsの設定に決まっているだろ。朝から晩まで、俺はここでJenkinsの設定をしなきゃいけないのさ。あんた達にはわからないだろうけど、暑い日も寒い日も、風の強い日も、日がな一日Jenkinsの設定さ。腰は痛くなるし、手はこのとおり」

男は自らのひび割れた汚れた両手を差し出して見せた。

「なんで、こんなことばかりしなければならないのか、まったくついてないね。何が悲しくて自分たち仕事を奪うようなことを進んでやらないといけないのか・・・

エンジニアは、その男に慰めの言葉を残して、歩き続けた。

もう少し歩くと、一生懸命Jenkinsを積んでいる別の男に出会った。先ほどの男のように、辛そうには見えなかった。エンジニアは尋ねた。

「ここでいったい何をしているのですか?」

「俺はね、ここで大きなサービスを作っているんだよ。これが俺の仕事でね。」

「大変ですね」

エンジニアはいたわりの言葉をかけた。

「なんてことはないよ。この仕事のおかげでサービスは、一日に5回でも10回でもリリースできるんだ。大変だなんていっていたら、バチがあたるよ」

エンジニアは、男に励ましの言葉を残して、歩き続けた。

また、もう少し歩くと、別の男が活き活きと楽しそうにJenkinsの設定をしているのに出くわした。

「ここでいったい何をしているのですか?」

エンジニアは興味深く尋ねた。

「ああ、俺達のことかい?俺たちは、歴史に残る偉大なサービスを造っているんだ!」

「大変ですね」

エンジニアはいたわりの言葉をかけた。

「とんでもない。このサービスは作って終わりじゃない。みんなに使われながらどんどん良くなっていくんだぜ!素晴らしいだろう!」

エンジニアは、その男にお礼の言葉を残して、また元気いっぱいに歩き続けた。

一方営業エンジニアを安く売り飛ばした。

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