「不現症」とは、その名前が示すとおり「身体精神ともに異変が顕在しない」病気の総称である。
「異変が顕在しない」というのは、別に「表層・見た目に何の問題もないが実は身体内部が病気に侵されている」ということではない。
「不現症」は基本的に、外見的に病的でないどころか、どんな医療的検査を受けても全く異常が見られないというものである。
むしろ「どんな医療的検査を受けても全く異常が見られない」事がまさに「不現症」の明らかな症状である。
その患者数は全国に何人いるかというと、十数人程度から数十万人程度と、その明確な数字は未だにはっきりとしないのが現状である。
ここで、改めて言わせていただきたい。彼らは紛うことなき病気である。
日常生活に困難があって初めて病気であるとか治療法を考えましょうという話になると思うんだけど そこはどういう設定にする?