2019-06-07

一家の闘病

母の癌が肺転移しているという告知を受けた。前回の手術からわず一年経っての事だ。

母の癌の原発巣は元より希少な上、本来出来る場所とはまるで違うところに出来ていたらしく、1億人に一人いるかいないからしい。なんの抗がん剤が効くのかさえよくわからない。治療法の方針立ても定まってはいない。なにもかもが「よくわからない」まま、母はガン転移の告知を受けた。

他方、私。鬱病休職中の元会社員である。大して気がきくわけでもなし、何かの役にたつわけでもなし。ただ母の病院に付き添う事ができるだけの存在だ。

そして、父。母の次かそれと同じくらいに大変だと思う。癌告知をされた妻、鬱病で休んでいる子のいる中で父は辛い顔一つ見せずに頑張っている。父のメンタル心配でならない。

何を聞きたいわけでもない。何を言いたいわけでもないが、ただ吐き出させてほしい。それだけだ。

最後に、犬。犬は今日も元気だ。

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