2019-03-10

死んだ父の日記に書いてあったこ

母親遺品整理のついでに父親の書いた日記を引っ張りだして来た。

あんなことが書いてあった、こんなことが書いてあったと楽しげに報告してくる。

今日は一日雨だったとか、誰とゴルフしたとか。日記というよりは日報のような代物だ。

だけどそれってどうなのかなあ。

そもそも他人に読まれることを前提に書かれたものではない訳だし。

死者への尊厳云々は別としても、もう死んだ人間日記を読みふける精神状態ってどうなんだろう。

この前も「日記にお前のこと書いてあったよ」と言ってきたのでぞっとして「もうやめろよ」と怒ってしまった。

書いてあったのは、何時に帰ってきたとか、そんなレベルの事だったそうなのだが。

母曰く、日記を読んでいると父に会ってる気分になるそうなのだ

つくづく、自分日記なんでものをつけてなくて良かったと思う。

PCスマホデータも綺麗に消していこう。

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