チャーハンってのはな、中華はだいたいそうだが、火力が命なんだ。家庭用コンロならロック解除の最大火力。
一般的な「炒める」で想像されるような図じゃない。「揚げる」に近い料理だ。鍋の内側は超高温になり続ける。
たっぷりの油を白煙がではじめるまで、それこそ火事を覚悟するくらいに加熱する。
投入する材料はもちろんすぐ投入できるように準備しておくんだ。水っぽい具材は予め水気を飛ばしておく。爆ぜて危ないからな。
そうして溶き卵を入れたら、すぐに揚がったように固まり始めるので間髪入れず白飯を投入する。
もたもたするなよ。はじめはオタマの縁で切るようにまぜ、ダマがあるようなら底でつぶしていく。
そこからは常にシェイクしながらだ。7秒もボケっとしてたら焦げ始めるくらいの火力のはずだから。
具材や調味料を投入するときも迅速に。それぞれ2秒以内で済ませろ。
そうやって作れば、自ずとパラパラになる。
なぜなら米の一粒一粒が、コーティングされた油でフライされているような状況になるはずだからな。
うまくできていれば、米の表面が泡立っているのが見えるだろう。
まぁもうみんな知ってると思うが 1.ご飯を冷やしとく 2.ご飯をフライパンに入れる前にマヨネーズを混ぜる(油でも可)
そういうのは小手先のテクニックで、本質ではないんだよ。 チャーハンってのはな、中華はだいたいそうだが、火力が命なんだ。家庭用コンロならロック解除の最大火力。 一般的な「炒...