2018-08-20

女の人生

数年前生理が遅れまくった時に、もし子どもができていたら絶対自殺しようと思ったことがあった。

彼氏が生でしたいとか言ってきた時、そこにあったのはどうしようもない嫌悪感だけだった。

どうしてこんなに妊娠というものを過剰なまでに忌避するのか昔は分かっていなかった。

けど、何のことはない。単純に私の人生に対して子どもを望んでいなかっただけだ。

まだ生みたくない、今は困るというのではなく。私は一生子どもが欲しくない。

それに気づけて、そして女の人生の捉え方が変わった。

子どもさえ生まなければ女性人生の悩みのあれこれはかなり消える。

あの頃の自分はそれを分からずに何となく生きていて、「女性に優しい企業」を就活で探して、大学の友だちと結婚出産含めたキャリアについて話したりなんかして。

あのどこか虚しい感じの理由の一つが自分子どもを持つことの具体的なイメージが欠けていたせいなのだろう。

歩みもしない女の人生の上っ面を私はなぞっていた。

いや、自分気づきをみんなとっくに知っていたのは分かる。ただ自分人生に対してあまりぼんやりしていただけだ。

それでもこの気づきは私のものだし、今の私は昔の私より少し自由だ。

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