歴史修正の戦いとは、どちらの「歴史」が正しいか?ではなく、どちらの「世界線」が生き残るのか?の戦い。
タイムパトロールと時間犯罪者の戦いではなく、種族が生存する世界線を守る戦い。
もともとの歴史がどうであったかは問題ではない。正しいとされている歴史が、現時点の種族に不利なら、改変し、その影響を現在に及ぼす。まさしく歴史修正はタイムラインバトル。
国民の多数が、改変された歴史を正しいと信じれば、改変前の歴史的経緯に基づく政策決定は困難になる。
その意味で、歴史の修正はデモクラティック。攻撃側にとって歴史修正がアカデミックである必要性はまったくない。
もっとメタな状況でもかまわない。国民の多数がまったく信じてもいないのに、世論調査で「改変された歴史を正しい」と回答するだけで、政治への影響は同様に発生する。むしろ、「欠如モデル」がまったき効かないという点で、より強力かもしれない。