19歳の時に、人生ではじめての彼氏を病気でなくした。付き合って半年くらいだったけれど、入院生活の方が長くて、実際にデートしたのは最初の2ヶ月くらいで、計10回にも満たなかった。
もうすぐあれから7年経つ。はじめてのことだらけで戸惑いがおおきく、素直に愛せるまで時間がかかってしまった。もらったぶんを返せなかったことが、いちばんつらかった。自分を責めた。いまだに、このことを思い返すと胸が痛い。
でも、もう声も顔も、思い出すことが困難であることも事実。こうだった気がする、とか、ああだったかも、とか、そんな曖昧なことばかり。写真を撮られるのがきらいだったから、手元には横顔の1枚しかないんだ。
私とすごせて、たのしかったのか、しあわせだったのかもわからない。なんで好きになってくれたのかも。
薄情な私でごめんね、と。命日が近くなるたびに思う。私は結局、あなたのお墓の場所もわからないから、お別れした時から会うこともできていない。ごめんね。
やらせろ
ロリータの男女逆バージョンか。道踏み外さないように気をつけろよ。