2018-05-20

人はなぜ遭難するのか

GW中は遭難ニュースが多かった。未だに見つかっていないものもあったり。五頭連山の親子はどこにいるのだろうか。

私も登山する以上、遭難だけは最も避けたいところ。

でも、整備されてる登山道を歩いている限り、遭難するようなポイントはあまりないんだよな。なのになんで人は遭難するんだろうか。

ということでヤマケイ文庫の『ドキュメント道迷い遭難』を買って読んでみた。すると、遭難の原因は道迷い時に戻らないことだということが分かった。

だいたいの遭難者は道に迷った時に戻らずそのまま進む。

そうするとドンドン間違った道に迷い込む。もう「あんバカァ?」とアスカに言われてもおかしくないくらい戻らず進む。

しか遭難の多くは下山時に起こる。下山時に道迷いを起こして戻るってことは、今来た道を登り返すということになる。下山時なので体力的にも登り返したくないという心理もあり、さらに間違った道を進むから遭難する。

日登った瑞牆山も、下山時の登り返しが1番疲れたとみんな言ってた。やっぱり下山時はみんな登りたくない。

「迷ったら時は絶対沢を降ってはいけない」ってよく聞くけど、そもそも迷ったら進んではいけない。沢を降ったとしてもいずれ滝になって降りれなくなる。

水ってのは下に降りやすいところから流れていくので、どうしても崖目指して進むよね。

「迷ったら登れ」ってのはたぶん正解。正しくは「迷ったら戻れ」なんだろうけど、登れば見晴らしの良いところに出るので位置がわかりやすくなるし捜索しているヘリコプターも見つけやすくなる。

単独登山から遭難やすいかと言えばそういうことでもなさそう。単独だろうがパーティを組んでいようが、道に迷った時に戻らなきゃどちらも遭難する。

新潟の親子はたぶん凍った残雪に滑って落ちて登り返せなくなったとか動けなくなって遭難したんじゃないかなぁ。

道に迷ったらすぐ戻る。そうすれば遭難は防げるような気がする。

もちろん戻れない状況になったら進むしかないわけだが。

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