もし、はてな匿名ダイアリーに未来人が現れて「僕は20X X 年から来ました。これから地球に何が起こるのかお話しします」などと書き込んだとしても、増田たちは「面白いSFだった」だの「文が下手くそ」だの「オチが秀逸」だの「なんか読みにくい文章」だのと言って本物の未来人だとは微塵も思わない。
たとえとてつもなくピュアな増田がいて「本物の未来人さんですか?」と書き込んだとしても、それに対して他の増田たちは「ノリの良い増田だ」としか思わない。真実は疑い深い増田たちによってかき消されていく。
はてな匿名ダイアリーに限らず、日本では未来人は未来人たり得ないのだ。皆とりあえず疑ってかかる。
本物の未来人が「本物である」と認識されないことのように、ある真実が「真実である」と認識されないことはよくあることだ。それは悲しいことだが、時と場合によってはとても大切なことなのかもしれない。
…と、妻の浮気を確信し始めてしまっている自分に言い聞かせたいものだ。いくら浮気が真実だとしても、真実ではないと思えばそれは真実ではない。浮気なんて未来人襲来と同様、真実ではない。
こういうことを言ったらアレだけど真実から目を背けて良いのん?未来人はおいといて浮気の話についてね。