『神は女を創造する際,アダムを創造した時のように,地面の塵で女を形造ることによって男とは異なる別個の人を造られたのではありません。
神はアダムのわき腹から1本のあばら骨を取り,それを基にしてアダムのために,これと完全に対になるものである女エバを造り出されました。(創 2:21,22)
それでも,依然として完全な人間であったアダムは,今や『骨の骨,肉の肉』として妻と結ばれました。(創 2:23; 申 32:4)
それに,アダムは1本のあばら骨を取られましたが,そのために生殖細胞に障害をきたして,その男女の子供たちのろっ骨の構造に影響が及ぶということはありませんでした。
あばら骨は切除されても,骨膜(骨を覆う,結合組織でできている膜)さえ残されていれば,再生して元通りになります。
これは注目すべき興味深い事柄です。
エホバ神がその手順に従われたかどうか,記録は何も述べていませんが,人間の創造者であられる神が,ろっ骨のこのような珍しい特性を知っておられたことは確かです。』ーー本より