すべての就活生が同じ格好をしていれば、建前上、背景にある社会的資本の差を隠すことができる。面接の日だけ洗った服を着、靴を履けばよいのだ。これは個人ではなく集団の勝利なので均質でさえあればその形はなんでもよい。個々の有利不利に関係なく「この方法では識別ができない」という印象が保たれることが重要である。
それが目的なら対面の面接や顔写真をやめる方がましだと思うのだが。欧米ではそうしているとかで賛否はあるが相対的に見て安く上がるのではないかと思う。個の努力によって集団の目的を達する方法をとりがちなところは日本の思想的に遅れている面ではないだろうか。
Permalink | 記事への反応(0) | 13:34
ツイートシェア