2017-09-10

希望を持ったことがない

しみったれた話をしたくない歳になってしまったけれど,私は,何かを望むことが怖い.

例えば,幼稚園の同じクラスの「**さんが好き」と思った瞬間に恋が叶わなくなる気がして,「好きと思うのをやめよう」と考えた.

例えば,「あのキャラが持っているおもちゃが欲しい」と思った瞬間に買ってもらえなくなる気がして,「おもちゃが欲しいと言うのをやめよう」と考えた.

別にひどく嫌われた経験があるとか,おもちゃが買ってもらえなかった経験があるとかではない(はずだ).

がっかりすること,落ち込むことが怖くて,意図的に「望まないようにしよう」と思考を逸らしていた.

その思考のせいか反対に「なぜあの時素直に欲しいと言わなかったのか!」と叱られることの方が多かったし記憶に残っている.

しかし,やめられない.叱られることよりも,望まない方が楽なのだと思う.

今,進路をどうするか決めてください,と言われて困っている.

希望を持ったことがないと言う悲劇ヒロイズムはもうかっこ悪い,という自意識けがあるのに,

なかなか脱却できない.自分が弱いせいだ!と決めるのもまた思考停止ヒロイズムのように思われる.

こうして書き込んだのは,同じような思考回路の人は少なくないと思うので,それを確かめたい(申し訳ないのだけれど安心したい)

それと,一体どう克服したか折り合いをつけたか意見を聞いてみたい.

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