夢の中で私はあの子といつも通りの休みを過ごしていて、あの子が好きな画家の展覧会を見に行って、その後二人でご飯を食べた。ほんとうにいつも通りの過ごし方で、これといって変わったことはなかったんだけど、夢の中で私はあの子の彼女だった。
夢なので今も記憶が薄れているんだけど、割合人の多い会場ではぐれないように手を繋いでいて、私より10センチくらい背の低いあの子がぼんやりしがちな私を引っ張って進んでくれて、手を恋人繋ぎに組み直してくれて、それが無性に嬉しかったのを覚えている。
ご飯の場所も、考えてみると少しお洒落なところだった。お店を選ぶのは私のはずだから、きっと夢の中の私もデートに気合を入れていたんだろう。食べたものは覚えてないけど、なんだかずっとすごくドキドキしていた気がする。