大学に入学してちょうど一か月ほど経った。地元と比べ、都会である場所でのひとり暮らしにやっと慣れてきたところだ。
大学生になった、というよりは女子高生じゃなくなってしまった、という感情のほうが大きい。
こうやって増田に書き込みしたときに女子高生を名乗り、信じてもらえないという流れもできなくなってしまった。
女子高生というのは、一種の魔法だ。かかっている時には気が付かないけれど。
黒い髪を揺らし、制服を纏いながら、スタバの新作をインスタにあげる。
同じことを今、女子大生の私がやっても、別に大したことでもないし、しようとも思わなくなってしまった。
女子高生だった私は、学校帰りのスタバも、ショッピングモールも、プリクラも、教室で駄弁るのも、スポッチャも、(田舎だったからこのくらいだけど)なにもかもが素敵な事件だった。SNSにあげるような、非日常だった。
日常も非日常もただの妄想の一面であって 君は世間とか他人が作ってくれた妄想しか楽しめない人だ
なんだろう、非日常としての妄想を、女子高生だった私はもっと心から楽しんでいて、今の私にとってそれはなんとなく稚拙で滑稽なものに感じてしまう。みたいな感じ
アホか女子大生だってまだまだ何やっても特別なお年頃だろうが こんなとこにいないで謳歌しろよ
そういってもらえると嬉しいけど、女子大生の特別と女子高生の特別は何かが全くの別物で、その何かは人によって違ったり言葉では表せないものでもやもやする。
そういってもらえると嬉しいけど、女子大生の特別と女子高生の特別は何かが全くの別物で、その何かは人によって違ったり言葉では表せないものでもやもやする。
バカヤロウ!大学も最高に楽しいぞ! 過去の栄光なんて忘れて4年間思い切り楽しめ! 社会人になったら今よりもっと喪失するのだから