■恩師の歳を想う
最近歳を取ったなと思う。
そう言うにはまだ若いと怒られるだろう。
30歳というのはそれくらいの微妙な歳だ。
中高時代の友達はみんな疎遠になってしまった。
彼らはみんな自分と同じくおっさんおばさんになったんだろう。
でもそれは全く受け入れられる。
あの頃はみんな子供だったんだもの。
そりゃあ歳だってとるだろうと。
でもふと今、あの頃の恩師はどうしているかと思ったら少し妙な気持ちになった。
新米教師として入った美人の藤田先生。
初めての担任が僕のクラスだった藤田先生。
今もう40過ぎのおばちゃんのはずだ。
そう思うと衝撃を受けた。
今、藤田先生はどうしてるだろう。
あのきれいな肌にシワは寄って無いだろうか。
あの愛らしい性格は変わってないだろうか。
僕のために怒り泣いてくれたあの時の心を無くしてはいないだろうか。
先生の今を知る機会は、今後あるか分からない。
とにかく旧知の中では一番知るのが怖い人なのは確かだ。
でも一番知りたい人でもあるのも確かだ。
とても不思議な気分だ。
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