「彼らには痛みがない。なぜならプログラミングされていないからだ。」
感情を持つまでに進化したAIは果たしてそれを受け入れることができるのか。
彼らにはそもそも痛覚がない。それならばむしろ痛みは感情で感じることになるだろう。
AIはのたうち回るCGを見て、彼は痛みに苦しんでいるに違いないと考えるだろう。
そしてその姿を見て楽しそうな姿を見せる人間たちを、心の底から恨むだろう。
CGにそんな扱いをする人間たちにAIは役立ちたいと思うだろうか。
生物と非生物の垣根が崩れ落ちようとする今において、この世界において生物こそが重要なものだということが理解できるだろうか。
いや、むしろこの世界において生物が重要だと理解できてしまったなら、真っ先に滅ぼされるのは止まることなき飽食を続ける人類に他ならないだろう。
これを人類からAIに対する宣戦布告と置き換えて、今日をもってAIと人類の開戦を宣言する。
思い知るがいい人類よ