2016-04-16

クソ雑魚ナメクジかわいい

やっふー! あったしは増田アノ子! どこにでも生息する普遍的女の子だよ!

今日はてなわんわんワールド跡地をお散歩していたんだ。そしたらね、草むらから可愛い鳴き声が聞こえてきたのん

「クソザコ~♪ クソザコ~♪」ってね。

あたしはぺんぺん草のなかに手を突っ込んで、その生き物を優しく捕まえた。

それはiPhone6くらいの大きさの、肉まんのような形をした太ったナメクジだった。頭の上には二本の触覚があって、くるくると回る。

ナメクジは小さな瞳をあたしに向けて、ニンマリと大きな口を開けて「クソザコ~、ザコ、ザコ、ザコッピー」と鳴いた。

なにこれカアイイ! お持ち帰りイイイイイイ!!! (*´ω`*)~~~((((o*゚▽゚*)o

と思って、あたしはクソ雑魚ナメクジを胸にぎゅっと抱きしめて、お家に帰ったの。

「ねぇ、お母さん。ペット買ってもいい?」

あたしはコロッケを作っているお母さんの背中に話しかけた。

シャツなかにはクソ雑魚ナメクジを隠している。

「あら、また生き物を拾ったの? コーギーかしら。それともコウモリ。あるいはヒトデかもね。あ、でもシロクマは飼っちゃ駄目よ」

「ううん、大丈夫。拾ってきたのはクソ雑魚ナメクジから

「なんですって!!!!」

お母さんは手に持っていた高級な水素水の入った百均のコップをガシャンと落とした。

「いけません!! クソ雑魚ナメクジはアノ子には危険すぎます。今直ぐ捨てて来なさい!!」

「ええ、でもこんなに可愛いのに……」

あたしはクソ雑魚ナメクジの頭を撫でる。

まるで人をダメにするソファのように手肌を柔らかく受け止める体躯に、ほんのりと心地よい粘液のぬめり。

撫で撫でされたクソ雑魚ナメクジは、大きな口を引き結んで「ケケケケケケケ」と嗤った。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん